羽生千夜一夜 

羽生さくる 連続ブログエッセイ

2015-03-03から1日間の記事一覧

わたしの落語史6 エスカレーター

談志師匠が落語協会を脱退して、立川流の家元になったころから、わたしは彼を追いかけなくなった。 脱退するに至った師匠の気持ちは理解できたけれど、文句をいいながら寄席に出ている師匠が好きだったから。 わたし自身、一人暮らしをするようになり、その…