けさがたまで、とてもリアルな夢を見ていた。 目覚めているときの現実となんら変わらない、一つの世界のなかにいた。 内容は少しも覚えていない。 「リアルな夢だった」ということしか。 それはそれでいい。 夢は夢、こちらの現実は現実。 ただ、一日、起き…
職業柄、街なかでも言葉と文字が気になる。 看板や張り紙は、おそらく目に入る限り読んでいることだろう。 二階にある居酒屋が舗道に面した階段の上がり口に貼っている惹句の短冊ですら読んでしまい、あまつさえ誤字を見つけて、足は遠ざかっていくのに気持…
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