大学生のときに参加していたミニコミ誌に書いたエッセイの一つに、口紅の話があった。 デパートの化粧品売り場へ、新色の口紅を見にいった。 ウインドウに近づくと、自分の顔が映った。 唇を微笑みの形にして、そこを離れた。 昔のわたしは慎みふかかったも…
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