羽生千夜一夜 

羽生さくる 連続ブログエッセイ

一つめの夜

きりもよく、本日4月1日から、連続エッセイpart2を始めます。

次の目標は、千と一本。

ここはアラビアにはあらねど、シェヘラザードにならって語る所存にございます。

 

千夜一夜といえば、演芸マニアのわたしには漫才コンビの名前でもある。

青空千夜一夜

一夜が千夜をやたらとからかう芸風がこども心にもあまり好きではなかったものの、名前はいいなといつも思っていた。

 

もう一つ思い出すのはフジテレビの『スター千一夜』。

ゴールデンタイムの15分帯番組で、司会者とゲストによるトーク番組だった。

司会者でとくに印象に残っているのは坂本九

坂本九は、もっと前、ほんとに小さいころに、初めて名前を覚えた芸能人だった。

 

なんたって、ラジオから「あの子の名前はなんてんかな」という彼の歌が流れてきて、最後のほうでわたしの名前を呼ぶところでにたあっと笑ったという曰くつきだ。

わたしはそのときまだ1歳になっていなかったという。

家にテレビもないころで、昭和は遠くなりにけり。

 

と、初日はとりとめもなくご挨拶まで。