羽生千夜一夜 

羽生さくる 連続ブログエッセイ

はこうよ、スカート2

大人スカート運動を開始したばかりというのに、きのうはスパッツを履いて遠出してしまった。

(暑かったから...)

 

たしかに身軽で、愛用者が多いのもうなづける。

うなづけるが、身軽なだけに動きが「ひょいひょい」してしまって、エレガンスからは遠ざかる。

 

気を取りなおして、きょうは電車に乗らないけれど、ワンピースを着ていた。

ノースリーブのシンプルな膝丈のもの。

焦げ茶の地色に白と黒の小花が飛んでいる。

オークションで落としてからもう4シーズンめのおなじみの一枚なのだけれど、これを着ている自分が好きだ。

さりげなく、ちょうど自分らしい。

 

映画「マディソン郡の橋」のメリル・ストリープをいま思い出している。

大人のワンピースの優しさと色香。

男性に安らぎを感じさせるような。

 

そう、男性をほっとさせる。

これは女性の役割のうち、大きくて、一生続くものの一つだと思う。

スカートを履いたり、ワンピースを着たり、メイクやヘアスタイルに気を配ったり。

それで男性が安らいでくれるなら、女性でいてよかった。

 

ということで、オークションのページをまた見てみようかなと、ブックマークを開く構えなのであった。