羽生千夜一夜 

羽生さくる 連続ブログエッセイ

スイカズラ健康法

いまでも健康情報は大好き。

ん?と二度見するようなものには、ぱっと飛びつくわけだが、我ながら目が肥えているので、精度は高い。

健康は美容にもつながるから、女性としても、前に進めているように思う。

 

それはそれとして、病気になる可能性というものを考えるとき、わたしは基本、心配をしていない。

自分は元気に生きていこうとしているのに、いつか病気になってそれが叶わなくなる、という予想はしていないのだ。

 

どこか具合がわるくなったり、病気になったりするとしたら、そこまでの自分が、体に対してなにか負担をかけていたのだろうと思う。

じっさい、風邪を引くときにも、おなかを壊すときにも、原因は自分にある。

ただ、寒いところに薄着でいってしまった、というようなことだけでなく、心のなかも含めて、自分の行動や思考が体の調子を作っていると思うのだ。

 

もちろん、命ある者として、いずれは大きな病を得たり、老化が進んだりして、人生の最後に到達するのだろう。

でも、それは、体がわたしの意に反して勝手に終わろうとするのではなくて、わたしがそこまで歩んだということだ。

 

そのときまでは、自分の考えることや話すこと、すること、を意識して、体にできるだけ負担をかけないようにして、いっしょに楽しんでいきたい。

体を信じていたい。

わたしなりの健康法があるとすれば、その、信じる気持ち。