19歳の1月3日。 初めて好きになった人とお茶を飲んでいた。 「水車」という喫茶店。 レモンは厚切りで紅茶に沈んでしまい、青い文字のハンコがくっきり見えた。 わたしの隣には観音竹の鉢があった。 うん、うん、とうなづくたびに、観音竹の葉っぱの先が頬に…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。